感覚工学研究部会

 

部会長 西松豊典(信州大学繊維学部)

E-mail toyo@shinshu-u.ac.jp

 

 消費者の嗜好の変化に伴って、製品の基本的な力学特性や機能に加えて、「快適性」に代表される感覚的な要素が強く要求されるようになってきています。そのため、商品開発や製品設計の立場からこれらを客観的に計測・評価したいという要請が強くあります。最近、洗濯・着用しわ、色彩や光沢などの外観、風合い、衣服の着心地や室内空間の居住性など「快適性」に関して、感覚量の客観的な把握方法、感覚量と生理学的なデータとの関係、さらに機器による感覚量の計測化などの研究が活発に行われているのもこうした要請によるものです。

 人間の感覚(視覚、触知覚、嗅覚、聴覚、味覚)の定量化には難しい問題が多数あります。しかし、心理学、人間工学、温熱生理学、計測工学、感性工学など関連諸科学の最近の進歩は著しく、新しいセンサーによる計測・評価方法も提案されています。

 感覚工学部会では、工学、心理学、生理学などの接点にある学際的テーマであります「快適性」について、さまざまな分野の研究者や技術者がそれぞれの立場から活発な討論を行っています。そして、「快適性」の計測・評価方法について深く掘り下げていくことを目指しています。

 そのため、感性工学会大会において部会会員による企画セッション発表や講演会の開催を行っています。感性工学会会員の皆様が感覚工学部会に入会されることをお待ちしております。