会長より新年のご挨拶

 2012年元旦
会長 椎塚久雄

あけましておめでとうございます。

日本感性工学会は、今年で設立14年目になります。その間、感性工学に関する内外の情勢はいろいろ変化がありましたが、感性工学がこれからの社会において必要かつ重要な位置を占めることは確たるものがあり、世界的に見てもその関心の高さは日を追って増していると言っても過言ではありません。日本感性工学会が今後益々発展していくために避けて通れないのは、国際化を範疇に据えて会員増加を図ることではないでしょうか。今年はKEER2012が5月に台湾(澎湖島)で、来年はISAE20133月に北九州(小倉)で開催がそれぞれ予定されています。諸外国の研究者と接して感じるのは、感性関連の研究に対する関心のポテンシャルはかなり高いものを持っていることです。

私が常々思うことは、感性工学は“感性”と“工学”といういわば対極に位置するものを融合させることの“難しさ”、“面白さ”、“魅力”等が混在して絶妙のハーモニーを醸し出している学問分野であるということです。

ダイバーシテイが高く寛容性に富み産業界との交流を盛んにし、国際的な発信力をもつような人材育成および現代社会の人々の絆を強める方法論を提供する感性工学の役割が益々求められています。

 本会に対する会員のみなさま方の益々のご支援及びご鞭撻を賜りたく新年の挨拶に代えさせていただきます。

2012年 会長より新年のご挨拶 (写真入り) 

お知らせ | 2012/01/04