第8回日本感性工学会大会春季大会

開催期間

2013年3月6日(水)~3月7日(木)

会場

北九州国際会議場 (福岡県北九州市) ※JR小倉駅より徒歩5分
http://www.convention-a.jp/sponsor/kokusai/

大会概要

大会テーマ 「グローバルな感性」

2012年度の日本感性工学会の春季大会は、2013年3月6日(水)、7日(木)の2日間、北九州国際会議場で行うことになりました。日本感性工学会主催の新しい国際会議ISAE2013との同時開催となります。
近年、国際社会における我が国のプレゼンスが低下していると言われます。長い間高い技術力と生産性によって世界を牽引してきた日本のメーカの多くが、円高や新興諸国の台頭の中で苦戦しています。しかし、苦戦の理由は円高や新興諸国の安価な労働力だけではなく、日本のメーカが世界市場にとって魅力的な製品を作り出せなくなったためだという厳しい指摘もあります。我が国の高機能、高性能なものを開発する技術力は依然として高い水準にあり、生産現場の製作能力も美意識も高く、完成度の高い製品を市場に供給し続けています。しかしながら、高機能化、高性能化に邁進するあまり、過剰品質の商品を開発してしまい、「人々にとって真に求められる商品を作る」という本来の目的を見失っているような側面もあります。日本国内の人々には魅力的なものであっても、世界の多くの人は「機能はそこそこで、おしゃれで、手頃な価格のものが欲しい」と思う場合も多いのです。「ガラパゴス化」という言葉に象徴されるように、品質向上をひたすら追求してきた我が国のメーカは、現在世界中の人々が真に魅力的と感じる商品が何かを見極めることができず、このままでは世界市場から見放されてしまうかもしれません。
今、私たち日本人はガラパゴス化から脱却し、グローバルな時代、グローバルな社会にマッチした魅力的なもの作り、価値作りを行う必要があります。世界市場が求める価値を見極める「グローバルな感性」を身につけ、世界市場の心に響く価値を創り出せれば、我が国のもの作りは再び世界でプレゼンスを増していけることでしょう。
このような「グローバルな感性」の観点から今回の春季大会を開催したいと考えます。皆さまの研究発表、事例発表など、積極的なご参加、ご発表をお願い申し上げます。日本感性工学会は社会のグローバル化に対応するため、学会の国際化を促進する取組を行っています。この度新しく開催する国際会議ISAEもその一つです。今回の春季大会は国際会議ISAE2013との同時開催であり、国際色豊かな環境の中で「グローバルな感性」とは何かを参加者の皆様がお考えになる機会になればと思います。春季大会の参加者はISAEのセッションも無料でご聴講いただけます(ただし論文集は有料)ので、あわせてご聴講頂ければ幸いです。また、会場である北九州国際会議場はJR小倉駅から至近距離の便利な場所にあります。北部九州は中国、朝鮮半島に面し、古くより海外との交流の玄関的な役割を担ってきました。アジア諸国の台頭著しい今、アジアへの表玄関として活気づいている地域でもあります。皆様のご発表、ご参加を心よりお待ちしております。

大会実行委員長  庄司裕子(中央大学)

主催:日本感性工学会
ISAE

共催:北九州市
(公財)西日本産業貿易コンベンション協会

後援:早稲田大学

協賛:読売新聞西部本社

備考・諸注意

発表者の方へお知らせ

  • 会場用PCの設置はございませんので、ご発表の際は、各自ご用意ください。

【一般・企画セッションにてご発表の方へ】

  • セッション開始10分前までに発表会場へお越しください。
  • パソコンはご自身でご準備ください。
  • セッションの進行は座長が務めます。座長の指示に従ってください。
  • 1件あたり発表11分,質疑応答3分を基本としております。詳細は座長の指示に従ってください。

【ポスターセッションのコアタイム】

※ 3月6日(水)14:00-15:00
この時間は必ずポスターのそばにいてください。
※ ポスターサイズについては、発表申込ページ ポスターセッションに関して をご覧ください。

【プログラムについて】

  • 確定版プログラム(2/12公開版)こちら
  • 大会開始時間について
    3月6日(水) 10:30amセッション開始 (受付9:30am開始)
    3月7日(木)  9:30amセッション開始 (受付9:00am開始)

実行委員

◆実行委員長
庄司裕子 (中央大学)

◆プログラム委員長
福本誠 (福岡工業大学)

◆実行委員メンバー
和多田淳三 (早稲田大学)
吉田香 (九州工業大学)
荻野晃大 (京都産業大学)

および
日本感性工学会 理事・参与・監事
役員一覧をご参照ください。
https://www.jske.org/abouts/director/